第3回バングラデシュ水事業についての勉強会 開催報告

2009-10-31 18:42

第3回バングラデシュ水事業についての勉強会 風景

社団法人民間活力開発機構は、10月15日に独立行政法人国際協力機構(JICA)の協力により「第3回バングラデシュ水事情についての勉強会」を東京都渋谷区西原のJICA東京セミナールームで開催した。産・学・団体から約30名が参加し、活発に意見が交わされた。

初めにJICA南アジア部南アジア第5課の山田英嗣氏が、新生JICAの新たな協力スキームについて説明した。協力スキームは大きく四つにわかれる。一つは資金協力で、それは無償資金協力と有償資金協力にわかれる。残りの三つは、技術協力、市民参加型協力、協力準備調査である。技術協力には研修受け入れ、専門家派遣、機材の供与、計画調査がある。技術協力の中には草の根技術協力という民間が主体になった協力スキームがあるが、資格要件が厳しく、経験のないところは参入が難しいとのことだった。

続いて、新たにJICA南アジア部南アジア第5課の課長に就任された山本賢一氏が挨拶をし、引き続きあらかじめ民間側からJICAに対して出されていた質問に答えた。様々な質問が出されたが、JICAからはむしろ民間の企業が現地に出向いて調査をし、具体的にこういうことがしたいのだがという提案をしてほしいとのことだった。

その後、JICA地球環境部水資源第1課課長沖浦文彦氏が発言され、実際に現地で援助を行っている立場から、新たな技術を導入した際に、人の問題、資金の問題も含めて維持管理がやはり最大のネックになると指摘した。

さらに、北里大学大学院医療系研究科の山内博教授がバングラデシュの深刻なヒ素汚染について発表をし、横浜国立大学大学院情報研究院の藤江幸一教授がご自身の体験から相手国のカウンターパートの本音を知るのに10年以上かかったことを話され、援助事業の困難さを指摘した。

最後に、援助のコンサルタントを行っている会社の方が、業務内容の紹介をし会合は盛会のうちに終わった。終了後、参加者たちは活発に名刺の交換を行っていた。

Category: 事業
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