第1回バングラデシュ水事業についての勉強会 開催報告

2009-08-24 12:38

第1回バングラデシュ水事業についての勉強会01 第1回バングラデシュ水事業についての勉強会02

社団法人民間活力開発機構は、8月20日に独立行政法人国際協力機構(JICA)の協力により「第1回バングラデシュ水事情についての勉強会」を東京都中央区の時事通信社会議室で開いた。地域の水事情を把握し、ニーズに適した日本の水事業を提供する目的で開催、産学官から30名を超える参加者が集まり熱気のあふれる勉強会となった。

まず経済産業省通商政策局中東アフリカ課課長の森清氏が「中東・アフリカでも水ビジネスをどう活性化するか考えていた。経済産業省に水ビジネスの専門の部署ができ、ますますそれを加速させようと思っている」と挨拶した。

その後JICA南アジア部南アジア第5課課長の中井完造氏と山田英嗣氏がバングラデシュの水事情について説明した。まず、開発援助はすでに公的機関だけでは成り立たないこと、今後は民間の参加が必要であることを強調した。また、「民間が参加した水事業の援助の成功例を作って、他の国にも応用していきたい」と話した。さらに、給水設備の末整備、老朽化、地下水に含まれる砒素、地下水の過剰汲み上げの問題など、水を中心にした援助の必要性について説明した。

JICAの発表を受けて、いちごホールディングス社長の宮下雅光氏が水のデリバリー事業、ベイシティーテクノ社長の生田一誠氏が海水の淡水化装置、日本ポリグル会長の小田兼利氏がバングラデシュの学校における水の供給事業など、参加者が水事業の取り組みについて述べた。その後、日本原料社長斎藤安弘氏が移動型水処理装置の開発、明電舎副部長加藤三千彦氏が上下水道における設備工事の設計、施工など水事業の取り組みについて述べた。
最後に、横浜国立大学の藤江幸一教授が全体のまとめを行った。藤江教授は被援助国において問題の解決に向けて新しい価値観の定着、地域の特性、技術の特性を把握した上での援助が重要と指摘した。

水事業に高い関心をもつ参加者により、活発な意見交換がなされた。第2回の勉強会は9月9日に行われる予定である。

Category: 事業
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