移動型海水飲料水化システム[実演・セミナー]開催報告

2009-06-20 17:23

移動型海水飲料水化システム

海水飲料水化システムの実演に、多くの関心が集まる

会場の様子02

社団法人民間活力開発機構は移動型海水飲料水化システム「クーリエウオーター」の実演・セミナーを6月3日、横浜市内で開いた。関東経済産業局委託事業「低炭素社会に向けた技術シーズ発掘・社会システム実証モデル事業」の一環として実施したもので、大使館関係者ら国内外の多くの人々から注目を集めた。

まず、横浜市の山下公園で、海水をくみ上げて浄化し、飲料水を製造する過程を実演。集まった人々は実際に出てきた飲料水を興味深く見つめた。製造された飲料水と元の海水を見比べて驚く人や、実際に飲んで「全然匂いもなくて、まろやかでおいしい」と感想を語る人、同システムの説明を受けて、熱心に質問する人など高い関心が寄せられた。

同システムはポンプ製造会社のベイシティテクノ(横浜市)が開発したもので、今後、民間活力開発機構をはじめ、明電舎、日本ポリグル(大阪市)、横浜国立大学などが開発に加わる。次世代機には、動力を自然エネルギーやバイオマス、ディーゼルなど環境によって選べるため、途上国などの水不足地域や災害時など、利用条件を問わない作りになっている。

会場の様子01

実演後にホテルモントレ横浜で行われたセミナーには、大使館や自治体、マスコミ関係者など152名が参加した。同セミナーでは政策研究大学院大学教授の黒川清氏が「水イノベーション事業の進路」、横浜国立大学大学院教授の藤江幸一氏が「世界の水問題の現状と課題、および将来展望」と題して講演を行った。さらに、同システムの開発担当者による紹介の後、質疑応答が行われた。会場から同システムの実際の使用方法やメンテナンス、価格など具体的な質問が出るなど、活発な意見交換がなされた。

なお、7月中旬に横浜市内で、次期システムの展示と実証実験を行う予定。

展示パネル


パネル01 パネル02 パネル03
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